大雪降った夜に トイレの電球が切れ 替えもなく
それでもと思って 扉を閉め 便器に座り込む
便座はあたたかくて ホッとしたしたところで
トイレの中が 意外と明るいことに 気がついた
街灯が 雪の白に乱反射に その光を増殖させ
トイレの曇りガラスを通して その光が差し込み
ボクと トイレのあるその空間を 青白く 照らしていた
ボクはまた ホッとした
年明けに 知人から たくさんの信玄餅をいただき
それから正月が終わる頃まで 毎日せっせと食べていた
そういえば 昨年 先輩のところで信玄餅を食べたとき
包んであった透明のビニールに きな粉が たっぷりついたその餅を広げ
付属の 黒蜜を滴らして食べるか
餅が入っている容器の蓋
その蓋には 黒蜜の四角いボトルが 蓋を凹ます様に 納まっており
それによって 自ずと出来る 四角い凹みに 黒蜜を滴らして
少しずつ 信玄餅と黒蜜を混ぜながら食べるか を議論したことを思い出していた
お正月は 結局 四角い凹みに 滴らして食べる方法で ずっと食べた
昔からの やり方というのは なかなか替えられないものだ
そんなことより 黒蜜を滴らしたときの
きな粉しっかり纏った信玄餅の そのウォータープルーフ感
こんなに黒蜜を弾いたっけ?
ということのほうは 気になって仕方がなかった
学者や技術者であれば ここからきっと
誰かにとって役立つなにかを 生み出せるだろうが
顔も頭も悪い ボクには 何も生み出せないどころか
こうして どうでもいい話のアレくらいにしかならない
また雪が降っている
今夜 便意が尿意で目が覚めたら
電気をつけずに 用を足そう
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