2016年6月22日水曜日

すだちを 買おう

理由もない憂鬱を 小脇に抱えたまま帰宅したと思ったら

レンタルのCDを返していないことを思い出し またため息を一つ

あわてても あわてなくても 延滞料金は発生しているので
洗濯機を回してから 家を出る 

家を出た序でに 出そうを思っていた郵便物を 家に忘れたのを
思い出したけど 今晩出そうが明日朝出そうが 配達日は一緒なので

すんなり諦めて 車を走らせる ゆっくり走らせる 後ろの車にあおられる

そういえば 今朝も 同じ道で 後ろの車にあおられた


それから さっさとCDを返し(延滞料金を支払い) 雑誌を適当に眺めて

帰路につく なんとなくノドが乾いた気がして コンビニに立ち寄る


なんとなく目についた リプトンの100円の500の紙パックのヤツを手に取る

昔のバイト先の 大キライだった社長がいつも飲んでいて
なんとなくトラウマ的に 10年ほど飲んでいなかったけど

思い切って買って 店先の飲んで つぶやいた

「こんな味だったっけなぁ」


そうすると 斉藤和義の「歩いて帰ろう」を 爆音で鳴らしていた車が
走っているなと その音のほうへ 振り返ると


先日 ユニクロのCMで見た ステテコパンツを履いている
見知らぬ お姉さんが 歩いてた


そういえば なんでもないメールをしていた友人からもメールが返ってこなくなった


大した憂鬱でもないが 
ボクがどんな憂鬱を小脇に抱えていたとしても
世界中が憂鬱ではなくて 

なんでもない日常だったり とんでもないそれぞれの日常が そこにある


そして 布団に入れば 今日が終わる  なんでもなかった今日が 

そしてなんでもない明日を迎えるために 眠るのである



おやすみなさい 




2016年6月12日日曜日

ギンヤンマはキライだ だって美味しくなさそうだから


松本駅前のイトーヨーカドーの地下の 食料品売り場で

胸に”ちぃんちぃん”と 描かれた Tシャツを着た アジア系外国人旅行客をみて 

一瞬唖然とするも それが仏蘭西の大人気漫画「タンタンの冒険」
のモノだと理解するのも 時間の問題だった


国や文化や言葉の違いは 時に愉快で時に残酷である


中学生のとき 英語の授業で リピートアフターミー的に読まされた
そのとき "小指” を意味していた ピンキーという単語を

英国人講師が ボクらにリピートアフターミーをさせながら爆笑していたので
その理由を問うと 彼は祖国のスラングで 
”ピンキーは 小指のように小さなおちぃんちぃんを意味するだぜ” と教えてくれた


その様は さぞかし滑稽であったろうなと 今でもしみじみ思う


日曜の朝に こうして日記を書きながら 日曜の朝だっていうのに
なんでこんな話になったんだと 自己嫌悪に陥るのである


起きてから 落語を聞きながら 風呂に入り 
マルっと膨れたワガママボディを丸洗いして

fishmansの『宇宙 日本 世田谷』を聴きながらこうして 日記を書く


いつか此アルバムのWALKING IN THE RHYTHMの クラブパーティで
まるまる一曲かけたときに 佐藤さんの唄の無くなる後半部分になると
フロアからどんどん人が減って行く様を DJブースから眺めていた

曲ももちろん 最後にどんでん返しで盛りあがることもなく
終わりかけて 音をどんどんと減らしていく 
最後にピアノの音を心の鼓動のような音だけが残る

これがあるから次のデイドリームが最高なんじゃないか 最高ですか!
と突きつけるかのようにプレイするボクは 傲慢で厚かましい最低のDJだった

ボクはなんてあそこの小さな男なんだ


お後がよろしいようで 

それではよい休日をお過ごしくださいませ