ある日 ボクにかかっていた魔法が 解けてしまった
涙がでた 涙を止めたくても 何しても止めることはできなかった
何度も顔を洗った
”なんでもないことが 幸せだったんだ”
なんて 吐き気がするほどの在り来たりな言葉は
くすんだステンレスのシンクに 流して消した
今年の とくに花粉症はひどいもんだ
「夕暮れの色が 本当の世界の色だとしたら」
なんて歌のように いつでも花粉症であることが
当たり前の世界になろうとしている
人々は 抗アレジィ剤を飲み続けることが当たり前になり
新薬を求めて 企業戦争どこか 世界中が戦争になり
新薬の開発どころか 戦争兵器の開発に狂い 大気はまた汚染され
無害であったはずの花粉が アレジィ反応の起こる物質に変化し
人々はまた 花粉症どころが 新たなアレジィに苦しめられる
もはや 戦争兵器の必要もなく それ自体がバイオ兵器となる
ゼウスは 19世紀から人間が人を滅ぼすためをシナリオを
すでに書き終えているのである
なんて くしゃみ鼻水が止まらなくなると伴って 被害妄想も止まらなくなる
誰を責めようとも こんな世の中になってしまった以上
今この世界に対応しながら 生活をしなければならないのだ
19世紀を生きた ダーウィンはこの言葉を残している
”最も強いものが生き残るのでなく、最も賢い者が生き延びるわけでもない。
唯一生き残れるのは、変化できる者である。”
だから ボクは毎日 鼻の穴を洗っている
顔を洗いながら鼻の穴まで洗っているのである
アレルギー反応に対しては 何よりのその物質を代謝することが 重要であると聞き
少しだけの粉末ポカリを入れた ミネラルウォーターを2リットル 1日かけて飲んでいる
どちらも 個人的にはかなり 症状が楽になっているような気がする
紫蘇をいいらしいので 今日は紫蘇の種を畑に蒔こうと思っている
そして シソジュースを開発して アレルギーで悩む人々に配るんだ
今日も悲しいほどに 空が晴れている また見えないソレが 空を舞っている
晴れの日を悲しむなんて 悲しすぎるじゃないか
いつだって 気持ちは晴れやかにいたいものだ
だから今日も花粉症と向き合おうじゃないか
花粉症に 涙を流している 友よ
そう 夜明けは近い