2014年4月30日水曜日

茶碗がゆれる 洗濯機の振動で

こんばんちゅるうす かっくんです


先日のこと

出かける時間帯が一緒らしく あの道で よくすれ違う 
軽トラックを運転している あのおじいちゃんが

その日は 作業着ではなく スーツを着ていた

ボクは 生まれも育ちも今の生活事情も 
なにも知らない そんな おじいさんのドレスアップした姿を見て

「これからデートかな?」なんて 勝手に想像して 朝からニヤニヤしていた


カーステレオからは サニーデイサービスが流れていた

気温も 心も 本当に穏やかな ここ最近である


もう5月 やっと5月 まだ5月
2014年が なかなか進まない気がする


2013年 年末に 長野県松本市で行われた
「GNU シネ部 自主制作動画祭り」で お披露目した
[ファッキューマイヒーローズ]を youtubeで 公開してみた


イベント時に「内容は特にありません」なんて 言ったけど

本当のところは WATER WATER CAMELの[運命のアラサー]という曲を
初めて聴いたとき この曲でいつか映画を撮りたい と思った事が始まりだった


映像に登場する ボクにとってのヒーローたち

そんな彼らに対する思い

何歳になっても 彼らみたいに なれるわけでもなく
結局 憧れているだけ 言っているだけで なんの努力もせずで
追いつけるわけも 近づけるわけでもない

気がつけば ロックスターでも 人気者でもなんでもない
ただの凡人 一般市民で低額納税者の 30歳のボクが ここにいること
それをわかっているつもりで 逃げたつもりになって 

そんなことを 百も二百も承知で 尊敬と嫉妬を込めて
彼らに 「ファックユー」という 言葉を投げかけた 
という 思いが 密かに込められています

「GNU シネ部 自主制作動画祭り」に来られなかった方
あの日に「なんでか涙出た」「泣きそうになった」「なんかよかった」「うーん」
といってくだすった方も

GW特別公開というわけでは ありませんが よかったら観てやって下さい



明日は あの軽トラックのとなりに 誰かが乗っているのかなんて
勝手に想像して またニヤついていた そんな夜に



これから洗濯物を干して 寝ます おやすみなさい


2014年4月26日土曜日

ラーメンおつまみも 飲み物だ

こんちゅるうす かっくんです


ボクの友達 コウタくんのうちに ダイスケという 子猫がやって来た
虎毛で「みゅーんみゅーん」と鳴いて とてもかわいい

ボクが ゴハンをごちそうになっていると ボクのまわりを 走りまわったり
爪をたてて ボクの体を登ろうしてきて とてもかわいい

そんなダイスケを抱き 毛の感触や体温 
その小さな体の大きな命 触れたとき 懐かしい気持ちになった




小学3年生のときのことだ

ボクのクラスに「モルモットのモルちゃん」がやってきた
モルちゃんは クラスみんなで 飼うことになった

小さな体に大きな命を守るため 総ヒノキ造りで 小屋を造った

モルちゃんは やってきたその日から クラスの人気者だった

小屋の中で 必死に水をその飲む姿に 誰もがトリコになった

ボクのその一人だった

休み時間になると みんなとモルちゃんで 仲良く遊んだ
モルちゃんは 誰とでも仲良く遊べる ナイスなヤツだった

そんな モルちゃんのお世話は 日直当番がすることなった

ボクは 当番がまわってくるのが とても楽しみだった


やっと回って来た 当番の日

ボクはいつもよりハリキって登校し 
朝から気分が高揚していた 高まっていた

モルちゃん小屋の 床に敷かれた新聞の交換をし
水を飲む器具に 新鮮なお水を補充に

人気者のモルちゃんも抱き 
その毛をその体温に触れたときに それは起こった


「ヒョーン ヒョーン」と 気管支がつまるような呼吸

喘息の発作だ

それから 目の周りを中心に 顔が赤く腫れ上がり
咳も 止まらなくなった

ボクは保健室に 連れて行かれた

アレルギー反応よりも とにかく悲しくて
お母さんが薬を持って来ても ボクは 涙が止まらなかった

そのまま早退をした その車の中で ボクはおかあさんに尋ねた

「どうして同じ生き物なのに こうなっちゃうの?」

おかあさんは 冷静に答えた
「そうね ちょっと前に 人間も 同じ国 同じ人種なのに 
争うことをやめなかった人たちがいたわ 
でもね ボブという一人の男が それを変えてしまったのよ」


ボクは次の日 いつもよりたくさんの抗アレルギー剤を飲んで登校し
モルちゃんを もう一度抱き こうつぶやいた

「Jah Rasta fari.」





コウタくんちからの 帰り道 そんな思い出と なにかで
ボクは 涙と咳が 止まらなかったけど それに関して 誰かが悪いわけでない

それでもボクは 動物が好きなんだ 
だって 同じ星に生きている 生き物同士じゃないか

ボクはボクに ウソをつく人間以外を信じて
今日も明日も明後日も この星で生きていくんだ

2014年4月24日木曜日

ラーメンを先に出すか チャーハンを先に出すか それとも同時か それがアイツの 悩みなのさ


朝起きて ストーブに火をつける という 行為を
しなくてもいいくらいの 気温になってきた

洋式便器に座り込むと 便座が妙に熱く感じて 
便座ヒーターのスイッチを切った もう春なんだ

東京より見頃が数週間遅れる この街の桜は散り始めたけど


少し登った あの山の上が見事に咲いていた

Chez MOMOの蒔田くんに (熱烈に)誘っていただき
SAKURA CAMP14 に 参加させていただいた

スケジュールの関係で だいぶ夜遅くから 参加したけど

たくさんの人たちが たき火を囲んだり 料理を囲んだり
少しだけ雀卓も囲んだりしていた

暗くて顔が見えず 
アイサツできた人も することが出来なかった人もいましたが


たき火のそばで お酒を呑みながら ウクレレを弾き
とても ゆっくりとした 夜を過ごせました


スケジュールの関係で 早朝早々に テントをたたみ
そうそうと次の現場へ向かわなければいけなかったけど

早起きしたおかげで 朝焼けに染まった 北アルプスを見る事が出来た


一番高いのが 常念岳


あの厄介な病気をする前は 小走りで登れた あの山
厄介な病気をしてから 行ってみたら 途中までしか登れなかった

今年は ポンコツになってしまった体を どうにかして

また あの上から 松本を見下ろしたいなと 思ったりなんかした


それにしても キャンプの朝ってのは 本当に気持ちがいい

寝不足気味な 一日もなぜが 心地よく感じた


といいながら こうして 睡魔と戦いながら 日記を書いていたんだけど

何の気なしに座った 便座がとても冷たくて

一発で また目が覚めてしまった また眠れるかな?


とりあえず また 便座ヒーターのスイッチを入れた


また来年 便座ヒーターを切るか 切らないかの頃に
SAKURA CAMP が 開かれるでしょう

また来年も 参加します ありがとうございました

今日は テントでも寝袋でもなく 自分の部屋の 自分のベッドで

おやすみなさい



死ぬまでは あと 何回 キャンプできるかな



ボクは 死ぬまでに 100回 キャンプをする

one handerd camps という キャンプチームと作る



そんな夢を 今夜は見る


おやすみなさい



2014年4月22日火曜日

オデコとオデコの間に揚げたての油揚げを挟んで運ぶスポーツ 

こんばんちゅるうす かっくんです


数年前 本屋で 初めてコーラの飲んだときの衝動のような 一目惚れをした
そのとき 彼女は 村上春樹先生の新作を手にしていた


ボクはその翌日 好きだいう気持ちだけ残して 彼女を顔を忘れてしまった

それから 1ヶ月もすると 好きだという気持ちも 忘れてしまった


村上春樹先生の新作が本屋に並んだという ウワサを聞いて
村上春樹を持った女性に一目惚れしたことがあった 
ということだけを 思い出した

ボクはそんな いい加減な恋をしていた

そんないい加減はボクの いい加減な脳みそも
また最近 より一層 いい加減になってきた

記憶力も 思考力も かなりいい加減すぎて 本当に嫌になる

疲れを知らない あの頃にどうしたら 戻れるのか

副作用も 中毒性も 依存性もない お目目がパキっとする 
お薬があったら 欲しいと思ったりする


ボクは 4歳のときから ヤク中だった
田舎なんて そんな楽しみしかなった

小さな体で 一日イチパケも余裕でヤっていた
歯は ボロボロになった

母はそれでもヤクを ボクに買い与えた 甘やかせていた

さすがに 医者に止められた

ボロボロのなった歯が抜けて 永久歯に生え変わったとき ボクは
「これでまた ヤクができる」と 喜んだ


あの頃の ボクは ヤクルトに 狂っていた
一日1パック(5本入り)を飲み干していた
「なんで大きいボトルがないんだ」嘆いていた

サントリーから ビックルが発売されたときは
うれしくて たまらなかった
でも飲んでみたら 美味しかったけど なにかが違う気がした


ヤクルト飲んだら 疲れを知らない あの頃に戻る とは 思っていない

疲れているのを隠して カッコつけて コーヒーを買いにいっても
結局 あの人たちには いつもそれを隠しきれていない


それにしても 最近 本当に体が変だ 季節の変わり目のせいなのか
それとも いい加減な脳みそで いい加減な生き方をしてきた罰なのか




2014年4月15日火曜日

コバルトブルーのお餅を食べる勇気を ボクに下さい

こんばんちゅるうす かっくんです

ある晩の事 22時ころだった 
暗い駐車場 ボクは 見てはいけないモノを見てしまった

ボクの となりに停めてあった車

その中で 若い女性が一人で


牛丼をガッツいていた

ボクもそこにあった 牛丼ショップで 牛丼を食べたところだった


ボクは その人の 裸よりも 見てはいけないモノをみてしまって気がして
あわてて目をそらした


270円(2014/4/15現在)支払えば
誰でも 牛丼を食べる権利があり その楽しみ方 食べ方は自由である

ただ 若い女性が一人で
疲れ果てた戦士たちの集うあのカウンターに座ることは さぞ抵抗があるだろう


逆に 彼女が一人でお弁当コーナーで 牛丼弁当をオーダーしている段階で
「お!久しぶりじゃん!となり空いてるから座って食べていきなよ!」
と 古い友人のフリをして エスコートできなかったことも 後悔した


牛丼の食べる権利や 自由があったとしても 
それをするための環境がなければ 
その自由や権利は発揮されないことを 思い知られた


板垣先生の言葉を リンカーン先生の言葉を 思い出していた


しかしボクは 幼い頃から 政治家より音楽家の言葉を信じて生きていた



先日ボクは一人で イチゴとバナナのコンフィチュールとスコーンを 食べていた


chez MOMOで Louis ArmstrongとElla Fitzgeraldの 曲が流れていた



いくつの時が覚えていないけど 初めて聴いた Louis Armstrongは
あまりに有名すぎるあの曲で  その歌声は あまりに印象的だった

しかし

緑生い茂る木々と真っ赤に咲いたバラ そんな素晴らしき世界でも

心置きなく 牛丼を食べる事の出来ないこんな世の中は 
まだまだポイズンだって思ったりした  30歳の春だった


それにしても イチゴとバナナのコンフィチュール 本当においしかった


いつも以上に わけのわからない日記になってしまいました

それに記録ということで 

おやすみなさい

2014年4月13日日曜日

オーブンで焼かれた君は 美しい

こんちゅるうす かっくんです


今日は 休日


目覚ましを使わずに起きる 洗濯機を回す 映画をなんとなく観る

近所のコーヒーショップに 不細工な顔を より不細工にして行く

いつもの休日のつもりが 本当に久しぶりの休日


洗濯物を干しているとき 
靴下の穴と パンツ(下着)が破れていることに気がついた

こんなことにも気づかずに
ここ最近 その靴下とパンツを身につけ 
洗濯を繰り返していたのかと 悲しくなり

その靴下とパンツで 涙と鼻水を拭い もう一度洗濯機に入れた

下着を捨てる時は 心を込めて洗濯をし
ちんぺーばりに 「ありがっとウ!」と言って
捨てるようにしている

肌に一番触れる着物なだけに 一番感謝をしたい


毎日のように着ている化学繊維のインナーを着ずに
今日は綿のTシャツの 羊毛のセーターを身に着ける

自然の着心地と ほどよい温もりが 心地よい


今日は 休日


いつもは鬱陶しいはずの睡魔も 今は心地よく
まったく働かない思考さえ 愛おしい


ソウルフラワーユニオンが歌う 「トンネルぬけて」を聴く
この曲のすべてが 本当に心地よい


幼い頃から 政治家の言葉より 音楽家の言葉を信じて生きて来た

ボ・ガンボスは 時代を変える旅に出たきり 帰って来なかった



昨夜 一杯呑んでからの 「鳥きん」のワンタンが美味しかった

もう おばちゃんに「ワンタンには麺入ってないけどいい?」
と聞かれなくても いいくらい 自信を持って注文したい



今日買うもの 
洗濯洗剤 野菜ジュース カメラフィルム

今日は 写真機を持って 出かけます

今日は 休日


忙しいヤツぶっていた 手前の器の小ささを再確認する

今日は 休日

2014年4月9日水曜日

お前はもう 下茹でされている 豚ガラといっしょに

こんばんちゅるうす かっくんです


いつもの コーヒーショップ 
いつものラテをオーダーして
いつものように支払う 420円

420円じゃ いつものラテの
グランデサイズが飲めない時代になった


先日 朝 立寄った コンビニの 
小倉アンとマーガリンのコッペパンは
相変わらずの値段だったけど 
サイズがフタマワリ 小さくなっていた

それはまさに 社会の縮図だった


ボクの少ないお小遣いで ボクのお腹を満たすことが難しくなってきた
このままボクは 増税による 強制ダイエットで 瘦せ細っていくでしょう

尾崎豊が歌っていた「100円玉で買える温もり 熱い缶コーヒー」
も何時ぞや100円で買えなくなった(一部特殊な自販機を除く)

どんなに時代が 変わっても 
ボクらが盗んだバイクで走りだす 行く先もわからぬまま

ただひたすらに100円玉で買える温もりを探して彷徨っているんだ




なにかが起きたとき 起こしたとき 
誰が一番 得を得たか 答えはいつもそこにある

ただ 例外もたまにある


小学4年生のとき
ボクの田舎の小学校は 冬になると校庭にスケートリンクを設け
体育の授業のみならず 朝も放課後もやりたい放題だった

そんなスケートに狂っていたあの頃 
朝6時に起床し 雪を掻き分け 
誰よりも早く 長い時間 スケートを楽しんだ


ある朝 校長先生のお話

「どんな寒い朝でも 誰よりも早く来て 
学校の雪かきをしている 素晴らしい子がいます」

「へー」なんて ぼけっとしながら聞いていると

そのあと校長先生は呼んだ名は ボクの名だった

ボクは 目と耳と校長とボクを疑った

そんなつもりではなかった 自分がスケートをしたいから 
ただ そのためだけに 雪をかいていただけだった

全校児童からのあたたかい拍手
ただ廊下を歩いているだけで 何かと注意してくる
大嫌いなあの先生も 笑顔で拍手をしている

全校児童の前に呼び出される 
次第に大きくなる拍手と歓声とファンファーレ

ボクの中のモヤモヤも次第に大きくなる
赤を通り越して 黒紫になっていく ボクの顔面

校長の横にたどりついて飛び出したのは

校長のミゾオチ一直線に狙った 情熱のストレートパンチだった

それからボクは マイクを奪い 清志郎さんの曲を 口笛吹いた

ぴぴぴぴぴっ ぷーぷーぷー 
ぴぴぴぴぴっ ぷーぷーぷー

君が ボクを 知ってる

ボクは次の日から 
義務であったはずの その先5年間の教育を まるごと放棄した

ボクは低脳で低学歴なのは そこに理由あって
そんなつもりじゃないことがそんな結果を生み出した
その成れの果てがコレである


要するに 何十年後に
「あのとき消費税上がってくれて マジよかった! マジありがとな!
マジいい国日本!」
と思えると 信じていたんだ ボクは


というお話でした


今日がこれから 帰ってきたウルトラマンを観ます


2014年4月3日木曜日

歯が溶けるのが怖くて コーラが飲めないとか 言ってんよ


こんばんちゅるうす かっくんです


夕暮れ時 国道の交差点の横断歩道で
15歳くらいの少年が 停めた自転車の横に お山座りをして
信号が変わるのを 待っていた


名も知らぬ少年が 地べたに座っても 寒くないこと
春の訪れと この街が穏やかであることを 教えてくれた


ボクらは 映画館からの 帰り道だった


なんとなく久々に行きたくなって 行ってみた 
塩尻の「東座」という古き良き映画館では



相変わらずのポルノ映画と

その日は「さよなら、アドルフ」という映画がやっていたので それを観た


残酷さと悲しみで 心を何度もえぐられ 引っ掻き回された


アドルフ・ヒトラーの死 直後の ドイツがドイツでなくなった時代(瞬間)に
ヒトラー主義ドイツ主義 ナチズムで育った 幼き子供たちの 生き抜く様を 描いたもので

残酷なシーンも ただただ悲しいシーンも 美しく撮られていて
また そのギャップが 今まで感じた事のないような 違和感を覚えた

無意識の意識なのか 本能なのか 
何度も直面する 悲しい現実と試練に ただ「生きる」ことだけを選択する

日本で流行る 第二次世界大戦を描いた映画とは かなり違うものだった

と 映画を観て一日考えて やっと「観てよかった」と思った
やはり 戦争というのは 誰の幸せも生まない


そんな 映画を観た帰り道 松本の街は 本当に暖かく とても穏やかだった

穏やかなことに とても幸せを感じた



それにしても 撮り方や 構図 カットが 本当に美しく 
印象的なシーンがとても多かった



それから 写真家小林麻衣子さんと始めたブログが 
想像以上に たくさんの人たちに見てもらえて とても嬉しいです

ありがとうございます 

[er.(アー)]も  細く長く続けられるよう がんばりますので
よろしくお願いします