2014年8月24日日曜日

あんなに厚揚げを焼いて欲しいと 願ったのは生まれて初めてだった 

おはようちゅるうす かっくんです



明け方なのか 何時なのか よくわからないけど 寒くて 目を覚ます

横向きに 縮こまって 
重なった足の親指と親指を こすり合わせても
まったく 体は温まらない


寝ている間 いつもの間にか 毛布を失くしていた
また風邪を引く また寝冷えをする


いい加減な性格と いい加減な寝相の その結果である


いわゆる「季節の変わり目」に よくこうして寝冷えをする

いい加減な体のつくりのせいですぐ寝冷えをしたり 
風邪を引いているのかもしれない


「神様!いい加減なのは顔の作りだけで マジカンベン!」

と てめぇの責任の所在を投げだして いい加減なことをいってみる


いい加減なことを言って いい加減な部屋で生活している


西向きの障子が 何年前から 破れ出した

なんだか お化け屋敷みたいで好きだった

そのLの字に破れた ところから見える景色が好きだった


写真を撮り続けていた







そんな いい加減な理由をつけていただけで
ボクは ただ障子を 張り替えるのが 面倒なだけだった



そんなことにやっと気がつくと 
部屋中が いい加減であふれていて イヤになる


腹痛と自己嫌悪に恐れて 憂鬱な言葉を 吐き出す

そして またベッドに横たわる


そんなことをしている間に 温かいコーヒーが飲みたくなって
近所の コーヒーショップに 出かける


腹痛と自己嫌悪は いい加減が どこかに消してしまった


自分の いい加減な性格に 感謝をする


街が動き始めるこんな時間に ボクのいい加減な一日も始まる


ぼんやり野菜ジュースを飲みながら 「もう少し頭がよくなれたら」
なんて なんの努力もしようともせず また いい加減なことを言っている




それでは いってきます

みなさんも いってらっしゃい

2014年8月19日火曜日

ゆで卵の 薄皮を集めて 旅に出よう

こんばんちゅるうす かっくんです



地球を思いきり蹴飛ばしてみたけれど 

地球が逆に回り出すなんて そんな気配すらなく

ボクは この星にも 逆らえないことを知り

その定めを 受け入れられずに ボクは泣き出した
なんでも 自分が中心でないと 気がすまなかった



彼女は 泣きたいときに うまく泣けないだけで 
決して 強い女性だったわけじゃないことに
気がついたときは ボクらはもう他人同士だった


19歳のとき 東京ドームで初めてプロ野球を観て
「ボクもいつか こんなスター選手になりたい」と思い

リトルリーグから野球を始めようと 

門を叩いたのが 21歳のときだった


「お前 プロ野球選手の嫁になるんだから マジ幸せだろ?」

と彼女に 毎日いい続けた


彼女は 一生懸命な笑顔で いつもうなづいてくれた




「練習に参加するのはいいけど 試合にでるのは難しいぞ」
監督はそう言って ボクの練習参加を許してくれた


ボクはその言葉を ボクに対する試練だと 勘違いしていた


ボクは初日から 誰よりも大きな声を出し 
ランニングは誰よりも早く走ったつもりだった

が 6年生には 走りで勝つことができなかった


彼女は 保護者に混じって いつも練習を見守っていた


夏合宿という名の 本当に意味でのキャンプでは

ボクはみんなと川遊びをして 
彼女は保護者さんたちと一緒に BBQの準備をしていた


ボクはそうして当たり前だと 思っていて
そんなことが彼女を苦しめていたなんて 思ってもいなかった

ボクはむしろ 誇らしげに川遊びをしていた



秋が来て 6年生が引退し始めた頃
ボクは「ボクの時代がやってきた」と思った
それからまた 声だしを一生懸命した


が 新メンバー発表の日

ボクは 背番号のついたユニフォームを もらうことができなかった

そんな日の帰り道 ボクは悔しさで 地球を蹴り飛ばして 泣いた


すると ななめ後ろのほうから 疲れきった声が 聞こえた

「なれるわけないじゃん」

ボクは カッとなって振り返り 初めて彼女を グーで殴ってしまった

絶対泣かない と思っていた彼女が 大声で泣き出した


ボクは あわてた ひどくあわてた

なにをしていいのか わからなくなり
大声で泣く 彼女の頭を なでた

なでるたびに 彼女の泣き声が大きくなっていくような気がして

また怖くなって  抱きしめることも できなかった

結局なにもできなくなり どうしていいかわからず
ボクも 泣き出した


ボクが 泣かせてしまった 殴ってしまったその人は 敵でも 悪者でもなく 
いつもそばにいてくれる 大好きな人だった





彼女は ボクの部屋に来なくなった

少しだけ置いてあった 彼女の着替えも取りにくることはなかったし
彼女の部屋に それを届ける勇気も ボクにはなかった


いまさら 感謝をしても その思いは届かず
結局 空しさと自己嫌悪だけが 跳ね返って来た


ボクは リトルの練習に行くのを やめてしまった


ボクは 優しい人になろうと なにかに誓った



2014年8月15日金曜日

遠くでサイレンが聞こえる

今から 18年も前のことだけど
今 思い出すだけでどうしようもない 悲しみに襲われる


家の電話が鳴って 渋滞をくぐり抜けて やっとたどり着いた病院で

母と弟は死んでいた それは映画でも見たことも無いくらい 無惨な姿で


何にも例えようも無い 悲しいなんて もんじゃない


目の前で 家族が死んでいる


大型トラックの無謀な運転の起こした事故の 巻き添えを喰らった


誰かの死 自らの死 望むモノじゃないし
どんな動物 植物でも「生きよう」という本能で生きている

「生まれて来た意味」なんてモノはなく
あるとしたら それは それぞれが見出だすモノで
生き抜いたときに やっと解るモノだと思う


それの途中で 誰かはそれを奪う権利は 誰も持っていない


誰でも 生き抜くことが 生きることなんだ


誰にでも家族がいて 仲間がいて 隣る人がいる
そんな人が 死ぬなんて 悲しくて やりきれない



だからボクは 戦争に反対する



戦争映画で 誰かの死は 泣ける名シーンになる それは映画だから

目の前の誰かの死は ましてや 仲間や家族が生きぬことが出来なかった死は
癒されることのない 悲しみでしかない


そんなことが 誰かの都合で起こりうるなんて 
あってはならないし 許されることじゃない


法律や概念 思想が違えども 

誰かや仲間や家族が 生き抜くことが出来なかった死は
癒されることのない 悲しみでしかない 

望むことではない


だからボクは この国に限らず 戦争に反対する



今日は終戦記念日




戦争を知らない子供なりに 戦争について考えてみた 朝だった



ただ ふざけて生きることも

2014年8月7日木曜日

天麩羅饅頭を 揚げて下さい

こんばんちゅるうす かっくんです


20代の頃なんて 自分が強くなれない なろうとしない 
そんな言い訳ばかりを 話したり 考えてばかりだった

目を背けて なかったことにして 自分の楽だけを選択して
あたかもそれが 楽しい人生だと 思い込んでいた
それが カッコイイ人生だと 勘違いをしていた


冷蔵庫の奥で 腐っていたトマトを 片付けられずにいた
そのトマトを片付けるだけなのに それを見て見ぬフリをしていた

トマトは食べる物で 放置して腐らせる物ではない

それに気がついたときは すでに遅かった なんていいたかったけど

腐り始めたときから それを見て見ぬフリをしていた

ボクは わるいにんげん だったんだ



夏休みの宿題も そうだった

「でも プールは頑張って 毎日通っているよ!」

ただ 水遊びがしたいだけだった

ほかにも 宿題をやる時間は たくさんあった

宿題は なんとなく解った問題だけ埋めて
間違ってることは百も二百も承知で 適当に答えた宿題帳を 
先生に 提出した


ボクは わるいにんげん だったんだ



たくさん 食べて呑んで食べて さて帰ろうと思ったけど

あのラーメンのことを思い出して 
お腹はいっぱい 財布は空っぽなのに

ポッケから全力の小銭をかき集めて 結局 あのラーメンを食べることにした

「野菜とか栄養たっぷりだから 逆にいいっしょ!」

と都合のいい理由をつけて 食べた 

大盛を食べた

ボクは わるいにんげん だったんだ




先日 お盆前ということで お墓掃除をしてきた

自分の部屋掃除とはちがう 爽快感
長年抱え込んできた 罪悪感が晴れた気がした



お墓掃除って いいね!  
ご先祖様って いいね!


そんなことをしたり 考えたり 
お盆って そういうもの なのかもしれない



お盆がやってくる前に もう一度 お墓に参ろう

2014年8月4日月曜日

レモンを買いに出かけたつもりが お好み焼き屋に入る それが夏ってヤツさ

こんばんちゅるうす かっくんです


酒2:味噌1:醤油1の合わせ調味料で さっと
茄子とピーマンとキャベツと豚肉を炒めて食べる

夏から秋にかけて 野菜が本当においしいから うれしくして仕方がない


こうみえて ボクは 食べることが 大好きなんだ


そして30年生きて来て 人に褒めてもらえるのは
「たくさん食べるね」と「おいしそうに食べるね」 この二つ以外にない

今まで なんの苦労も買ったことも したこともなく

ただ平々凡々と 食べたいものだけ食べて来た結果が

それとこれ である


なんて 自分の愚かさを振り返ってみたって なにも変わらず

「朝ご飯なに食べよう」と目を覚まし
「お昼ゴハンなに食べよう」と考えながら 朝食を食べ
「夕ご飯どうするか」と ゴロゴロする


そんな毎日を送っている


「TOCA」というお店の お二人と 
「潮騒」さんへ ゴハンを食べに行った

ぼくは ぶた温しゃぶ定食を食べた


彼らも なかなかの食いしん坊で いい食べっぷりだった
いっしょに食べていて とっても楽しかった

そんなTOCAでも[yummy market]というおいしいイベントが
開催中だそうです 食べつくしに行きたい



ボクのボスのコウタくんも「潮騒」が好きなようで
コウタくんの甥っ子と 三人で お食事会をした

ボクはポークガーリック定食を食べた



先日 新聞をなんとなく開いたら 新聞でコウタくんが語っていた
いつもふざけた話ばかりをしているが
彼の偉大さを 思い知る

そんなコウタくんが 妖怪の本場 
米子で リモコン下駄をゲットしてきてくれた



この夏に毎晩開催されている 
深夜の墓場でも運動会や オイタが過ぎる 妖怪退治に役立ちそう


妖怪ではないが 東京から ボクの怪人の友人の
怪人くんが遊びにきたので 

ベロベロに酔っぱらってから 
大吉で大吉丼大を食べてから帰って

翌朝早朝に叩き起こして 「珈琲美学アベ」さんの 
モーニングを食べに行った


ボクは 細かく切られたバタートーストに
スクランブルエッグとベーコンを 一切れずつ 
交互に乗せて 食べるのが 好きなんだ


アベのモーニングの後は 怪人と農村に行って
桃とトウモロコシを食べた


行きつけの ホテルブエナビスタのレストランでは
アジアンフェアが やっていて

ガッパオもパッタイも食べ放題

また料理長が スペシャルなメニューを作ってきてくれた


名前が覚えられなかったけど 牛肉とかぼちゃの煮込みが
とてもおいしかった

彼の味付けのセンスのよさに いつも感動させられる



この街は ステキな人たちと おいしいモノであふれているから
ボクは いつでも ぽっちゃり体型なんだ



今夜もボクは 明日は何を食べようかな 
と考えながら 眠るのだ