2017年5月12日金曜日

雪印がボクに残してくれたこと

夜に立ち寄ったコンビニで なんとなくタバコを買ってみたくなった

タバコを吸わなくなって7、8年くらいか

だからタバコを買うのもの7、8年ぶり

すっかり変わってしまったパッケージに戸惑う どれが何のタバコがよくわからない

ずっと変わっていなかったパッケージの ハイライトというタバコを取ってもらう

レジスターが大きい音で「年齢確認が必要な!」と叫ぶが
店員のおばちゃんは ボクに年齢確認を要求しなかった

すっかりボクも そんな顔つきになってしまった

家に帰ってから嫁に隠れて 縁側でタバコを吸う

見上げた夜空に まん丸のお月様


タバコが吸いたくなったのは 満月のせいだ
なんて 詩人みたいなことを思ってみる

根っこあたりまで 吸ったところで思い出す

灰皿がない

縁側の下の砂利で これでもか と捻り潰してから
飲んでいたコーヒー牛乳の 紙パックに放り込んだ


中学生の頃 田舎からノコノコ 独りで街へ出てきて
まだあの道が あんなに広くなる前の 空っぽになった百貨店の
その先にあった タバコ屋でマールボロライトを買って

歩きながら一服して 焼きそば屋の角を曲がる

そして 今はもうなくなってしまった あの映画館に入り

独りで映画を観た そんなことを思い出していた

不良になりたかったわけでもなく 不良ぶっていたわけでもなく
ただただ 都会的なことしてみなかった それだけだった

家に帰るまでも帰ってからも 
人差し指に残った タバコに匂いが ずっと気になった

そんなことを思い出していた


夜空をずっと眺めているわけにもいかないくらい 寒かったので部屋に戻る

タバコ臭いと 嫁に怒られる

シャワーに入る ダブで丸々と肥えたわがままボディを丸洗いする

温まったつもりになって ベッドに潜り込む

今日一日のことを思い出す  

人差し指からは まだ タバコの匂いがしている



2017年4月11日火曜日

つけてみそかけてみそ って美味しい


「やっぱり清志郎の唄はラジオが似合う。」

『JUMP』という好きな曲が ラジオで流れた時に
そんな生意気な言葉を吐き出してから 目をうるっとさせた

忌野清志郎さん自身がラジオから流れることを想定して 
曲や音を作っていたかはわからないけど 
『トランジスタラジオ』という曲があるくらい彼は
ラジオを通じて たくさんの曲に出会い 影響を受け
あの様な ロックンロールスターになったわけだ

なんて 自分の中でそんな結論を出しておきながら
その『JUMP』は スマートフォンアプリをブルートゥースでとばし
スピーカーで 鳴らしているものだと 気がついた

清志郎が死んでから ラジオも変わってしまったよ
でもボクは そんなに悪いことじゃないと思っているよ

なんて また自分に都合よく考えてみた
人は 自分に都合よく解釈しないと生きていけない動物だ


何年か前に「地震の後に戦争がやってくる」という言葉を
ネット上でよく見かけた 清志郎さんの言葉だ

今にも戦争が起こりそうな というより すでにミサイルが発射されてしまった
それより前から 終わらない紛争もある

戦争を思うと それを自分に都合よく解釈できない自分がいる
武器、燃料関係企業の株でも持っていれば そう思えるのか
そこまでしてというより それ以前に 
それを都合よく解釈しようという思いはない

人は死ぬことは悲しい

日本は 未だ日常が護られている



話を戻して なぜ『JUMP』を聴くと 不思議と目が潤むのか
その理由を考え込んだら 朝日が出遅れてしまいそうだ




2017年3月3日金曜日

茹でた 卵の殻を 上手に 割る 器具

スージーアンドザバンシーズを聴きながら 読みかけの本を開く

本を読みながらスジバンを聴くなんて なんて文化的な野郎なんだボクは

と 陶酔しかけるやいなや 音楽にも本にも どちらにも集中できず

結局 本だけを読むことにした 音楽は止めた

聖徳太子の気持ちがわからない

果たして 10人の言葉を同時に聞き取ったところで
10人へ 同時に返答ができたのか?などと考えても 

答えも救いもないような気がするので その思考は止めることにした

それにしても シティズインダストの イントロが鳴り止まない
結局 本を閉じる ベッドの下の方に 丸くなって寝る

嫁に起こされ ちゃんとした姿勢で 寝かされる

そして 朝がくる

仕事を始めると 別プロジェクトのアイデアが湧いてきてしまい
目の前の作業に 集中できなくなる ソワソワとして 
心拍数が上がってくるのが わかる 

どうせならと思い 目の前の作業を一時中断して 
思いついたアイデアをカタチにする

すると また別の思考が働き出し また別プロジェクトのアイデアが
湧いてきてしまって また目の前の作業に集中できなくなる

こんなにも集中力がなかったのかと 自己嫌悪に落ちだす

自己嫌悪に堕ちる その前に一服してリセットする

リセットにならず 思考が混線する

そんなことをしている間に 昼食の時間になる

大好きなコロッケを食べ 気持ちが晴れる

そして昼寝をしようと 少し横になると また思考が再開する

それに気持ちが悪くなって昼寝ができず 作業を再開する


また同じことを繰り返す


どうしても何かと何かを 同時にしたいわけではないけれど
何かと何かを同時にすることって こんなにも難しいことだったっけ?

と 自分の愚かに 泣きたくなった

と 誰かに甘えてみても 答えも救いもなく


ようするにアレだ 何やってもうまくいかない日ってあるよね

という話でした

こんな日記を 書くつもりじゃなかったのに

頭よくなりたいもんだ

2017年2月3日金曜日

伊予柑の皮 どこまでむきますか


少し傾いたところに車を停めて シートを倒し
昼寝をしようとマブタを閉じようとしたけど 
目の前が見事な青空で マブタを閉じることを止めてしまった

斜めに傾いたフロントガラス切り取った青空も やはり斜めに傾いた
それはまるで 世界がいんでいるようだった

そんな歪み出した世界に 水平線を引いてやれと差し出した 

その人差し指から コイケヤスコーンの匂いがした

一気に覚めた 慣れないキザなことなんて するもんじゃないなと

マブタを閉じて 結局昼寝をすることにした
1月というのに とても暖かくて その日は最高の昼寝日和だった


2月になったと思えば スーパーの入り口付近には鬼の面と 
豆が各種高々とつまれ その先に見えた伊予柑が妙に食べたくなったので


伊予柑を買って帰った 翌朝に食べることにした

久々の伊予柑の皮剥きは 思ってたより少し力が必要であったが
剥けた瞬間に広がる香りにボクは小さく歓喜し 一瞬 清々しい気持ちなった


それから車を走らせ 仕事場へ行き 掃除でもしようとしたときに
また自分の手から 伊予柑の香りがした また小さく歓喜した

でも伊予柑を買ったスーパーのこと思い出し

豆 買っておけばよかったな と小さな後悔がボクにとり憑いてきた


今日は節分

世界中の鬼たちが 外に追い出されて 行き場失くしてしまう日



言葉が溢れてきて 行き場を失くしたその言葉に押しつぶされて  死んでしまいそうだ  

だから 眠ってしまおう



2017年1月14日土曜日

始発列車に乗って たどり着いた街で ごぼう天のうどんを食べよう

大雪降った夜に トイレの電球が切れ 替えもなく
それでもと思って 扉を閉め 便器に座り込む


便座はあたたかくて ホッとしたしたところで
トイレの中が 意外と明るいことに 気がついた

街灯が 雪の白に乱反射に その光を増殖させ
トイレの曇りガラスを通して その光が差し込み
ボクと トイレのあるその空間を 青白く 照らしていた

ボクはまた ホッとした



年明けに 知人から たくさんの信玄餅をいただき
それから正月が終わる頃まで 毎日せっせと食べていた

そういえば 昨年 先輩のところで信玄餅を食べたとき

包んであった透明のビニールに きな粉が たっぷりついたその餅を広げ
付属の 黒蜜を滴らして食べるか

餅が入っている容器の蓋 
その蓋には 黒蜜の四角いボトルが 蓋を凹ます様に 納まっており
それによって 自ずと出来る 四角い凹みに 黒蜜を滴らして
少しずつ 信玄餅と黒蜜を混ぜながら食べるか を議論したことを思い出していた


お正月は 結局 四角い凹みに 滴らして食べる方法で ずっと食べた
昔からの やり方というのは なかなか替えられないものだ

そんなことより 黒蜜を滴らしたときの 
きな粉しっかり纏った信玄餅の そのウォータープルーフ感

こんなに黒蜜を弾いたっけ? 
ということのほうは 気になって仕方がなかった

学者や技術者であれば ここからきっと 
誰かにとって役立つなにかを 生み出せるだろうが


顔も頭も悪い ボクには 何も生み出せないどころか
こうして どうでもいい話のアレくらいにしかならない


また雪が降っている 

今夜 便意が尿意で目が覚めたら

電気をつけずに 用を足そう



2016年12月29日木曜日

パンダによく似た 猫を追いかけて



年末の追込みというより 来年始早々の準備に追われながら
「年越しってなんだかな」なんて 己に問いかける

ただ明日が今日になっただけ と思うのもなんだかそれも寂しい

日々は生きている限り 眠っていても進んでしまうもの だけに

干支が変わる頃くらい ちょっぴり立ち止まって 今年のことを思い返してみる


昨日やおとといの出来事は だいたい忘れてしまっているが
感謝の気持ちは 忘れるわけにはいかない

恨み辛み悲しみ妬みと体脂肪は 日付が変わるころに捨てるようにしているが 
どうしたって 体脂肪だけがこびりついて 残ってしまう


それはさておき 今年をいう年の いいことだけ思い出してみる


今年もとても長い一年だった


鹿児島で新年を迎え 元旦は博多のウエストでうどんを食べた



あめ市で神輿も担いだ


伊勢丹に小屋も建てた

リップヴァンウィンクルの花嫁のことを思うと それだけ目頭がアレになる



丹波篠山は どんな季節にいっても 素敵なところだ

笹塚のDear Allも 今年オープンだった

大好きな西尾珈琲で ごはんもたくさんおかわりした


大阪の先輩に 美味しいゴハンをたくさん教えてもらった



初めて天神祭の舞台も轢いた


古くからの付き合いで ずっと応援していた友人も 鎌倉で がんばっている




今年一番食べたカレーは 下北沢のYOUNG


今年一番行った中華屋さんは 松本の天津だ


コーヒーを一番飲んだのは 松本のコンコースカフェかな




それにしても シンゴジラは最高だった



ずっと前から 創造していたモノも カタチにできた


トミーゲレロと共演することができた(おおげさ)



何を話したかは覚えてないけど 腹がヨジれるほど笑った夜も たくさんあった



兎にも角にも 充実した一年になりました

それもこれも 本当に皆様のおかげです 感謝します


そして 誰よりもというより唯一 ボクのことを面白がり それに付き合い
面白がって ボクのことを写真で撮り

いやな顔一つせず また旅に送り出してくれる うちの嫁に感謝です



そう  またこれから 一人旅出ます 探さないで下さい

年越しはいつものように 知らない街で また一人
旅の報告は またどこかでお会いしたときにでも


皆様 本年も ありがとうございました 

こんな頭と顔の悪いボクですが 来年も 遊んでください









最後に 先日ラジオで不意にかかり なぜだか目頭がアレになった
この曲で  



2016年11月29日火曜日

アップルパイも頼むのを グッ と堪えた自分を褒めてやりたいです


彼はきっとモンゴルからの留学生だろう

日曜朝のマクドナルドは そこそこの客入りで
レジに行列ができるかできないかくらいの様子だった

喋り慣れ始めた日本語を ゆっくりと大きな声で発声し
一生懸命 接客対応しようとする彼の姿に

こちらもなるべく分かり易い話し方でオーダーしようとする
ボクの前のお客さんの姿に習って ボクもそうした

そんな彼が一生懸命勧めてくる 妖怪ウォッチのカレンダーをお断りするのに
いつものそのパターンの10倍の勇気が必要だった

正面でない方の入り口から入ってきたようだった おばさんが
ボクの後ろに並んだとき 少し嫌な予感した

その予感とやらが 当たってしまった

他の家族の分であろうか 早口にセットであるものでないものを
情報整理しなまま 彼に言った

彼は明らかに困っていた 
どのセットにポテトのどんな飲み物をつけていいのか
妖怪ウォッチカレンダーを勧められないほどに困っていた

おばさんは苛立ち 先に増して早口にまた言い放つ

そうすると店長らしい方がさっと出てきて さっとレジをこなした

ボクは そっとそんなおばさんを 
後ろからギュッと抱きしめてやろうと思ったところで 

ボクのメガマフィンセットが出揃った

何となく『マダムインニューヨーク』という映画のことを思い出していた


それから席に座ると目の前に 背もたれに腕を回したおじさんと
嬉しくなさそうに携帯電話をいじる 高校生くらいの女子が座っていた

反抗期なのかなんなのか その嫌悪感は呆れるほどに大きく
お父さんらしきおじさんの話は 悲しいほど無視されていた

ボクはそれに目と耳をふさぐように メガマフィンを頬張った

瞳を開けば その女子高生の隣に さっきのおばさんが座っていた
何があったかは知らないが お母さんらしきおばさんは 女子高生の味方のようだった


「苛立ちが生むものは何なのか」
そんなことを思いながらボクはコーラを飲み干し 席を立った

ボクの見ていた日曜のマクドナルドはそんな世界で
そこには悲しみしかなかった

またあの留学生アルバイトの青年に会えるだろうか
マクドナルドで会えなくとも 彼が元気でいてくれたら それでイイ

ワルモノもイイモノも 大体が誰かの勝手な決めつけで 配役される

そんなことを勝手に言っているボクも ワルモノなのかもしれない



そんなことを思ったという 覚書程度の そんな日記でした